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小児歯科

当院が大切にしている、小児歯科への想い

最小限の治療、最大限の予防を目指す

最小限の治療、最大限の予防を目指す

当院では、お子さんのむし歯治療において「MI(最小限の侵襲)治療」を重視し、できるだけ健康な歯を削らずに治療を行うことを目指しています。また、予防の面では、フッ素塗布などさまざまな処置を提供していますが、歯を健康に保つためには、歯科医院での処置だけでなく、ご家庭でのケアや食生活の見直しも大切です。お子さんの歯の健康をサポートするために、小児歯科担当医をはじめとする優しいスタッフが一丸となって診療に取り組んでおり、登戸、生田、稲田堤、向ヶ丘遊園、よみうりランド前、矢野口、狛江、和泉多摩川から多くの患者さんに通っていただいています。当院では、フッ素塗布やブラッシング指導、定期メンテナンス、食事指導などさまざまな方法を用いて、お子さんが健康な口腔状態を維持できるようにサポートしておりますのでお気軽にご相談ください。

お子さまのための予防メニュー

まずはむし歯リスク・お口の状況を知ることが大切

必要な治療やケアは、個々のむし歯リスクによって異なります。そこで当院では、口腔内写真やレントゲン、唾液検査などの検査を行い、お子さんのお口の状況を詳しく把握することから始めております。
これにより、むし歯のリスクや原因を特定し、個々に最適化した予防・治療計画の立案が可能になります。

定期検診で予防管理

定期検診で予防管理

定期検診では、お子さんの歯磨きやセルフケアの方法を確認します。歯磨きの手順やブラッシングのコツを再度指導し、適切なセルフケアが行われているかを確認したうえで、セルフケアの質向上を目指します。
定期検診では、むし歯や歯周病の初期段階の兆候を早期発見できます。早期発見できれば、負担が少ない治療で改善が期待できるうえに、歯の寿命を大きく縮めることもありません。
また、専門の歯科衛生士によるPMTCやクリーニングを行い、セルフケアでは落としきれない歯垢や歯石、汚れを除去し、口腔内の清潔さを取り戻します。健康なお口を維持するために、定期検診は欠かせないものと考えていただくことが大切です。

フッ素塗布

フッ素塗布

フッ素は歯の表面から取り込まれ、歯の結晶を形成します。これにより、歯の表面が強化され、むし歯菌による酸に対する耐性が高まります。また、再石灰化と呼ばれるプロセスを促し、歯から溶け出したカルシウムやリンを補うことで歯質を改善します。
さらに、フッ素はむし歯を引き起こす細菌の活動を弱め、酸の産生能力を抑制するため、むし歯の進行を抑えることが可能です。フッ素塗布は子どもだけでなく、大人に対しても行われる予防処置です。特にむし歯のリスクが高い場合や歯の質が弱い場合には、定期的なフッ素塗布が推奨されます。歯科医院でのフッ素塗布は、市販の歯磨き粉に含まれるフッ素と比べて濃度が高く、優れた予防効果が期待できます。

フッ素塗布を始める時期

フッ素塗布を始める時期について、一般的な目安としては、奥歯が生えたころや2歳になったころが挙げられます。生えたばかりの歯は歯質が未成熟であり、むし歯に対するリスクが高いため、早い段階でフッ素を行うことが大切です。

フッ素の安全性

一部の情報源やインターネット上ではフッ素に関する悪影響や健康リスクについての主張が見られることがありますが、これは猛毒である元素記号「F」(フッ素)を指すものです。
歯科治療で使用するものは、安全な化合物である「フッ化物」であり、フッ素とは別物です。そのため、身体に取り込まれることで健康に害を与える心配はありません。
ただし、適切な量および方法で使用してこそ身体への影響を防ぐことができます。歯科医師や歯科衛生士が正しい方法でフッ素塗布を行いますので、健康に害が及ぶことはありません。市販の歯磨き粉やフッ素塗布剤に添加されているフッ化物も、適切な濃度が法律で定められています。

表記をみて歯磨き粉を選んでみましょう

歯磨き粉を選ぶ際に、「モノフルオロリン酸ナトリウム」や「フッ化ナトリウム」という成分が含まれているものを選ぶのは1つの選択肢です。これらの成分はフッ素を含み、むし歯予防に効果が期待できます。

シーラント

シーラント

シーラントは、むし歯の予防治療の1つであり、歯の溝をプラスチック樹脂で埋めることによって、汚れや細菌の侵入を防ぎます。特に奥歯は歯ブラシの届きにくい場所であり、むし歯の発生リスクが高いため、シーラントは効果的な予防手段となります。
また、シーラントにはフッ素が含まれているため、フッ素の効果により歯質の表面を強化し、むし歯のリスクを低減させる効果も期待できます。

ブラッシング指導

ブラッシング指導

歯科医院での予防ケアは非常に重要ですが、ご自宅での歯磨きやセルフケアも同様に重要です。正しい歯磨きの方法を実践することで、むし歯や歯周病の予防につながります。
多くの人が日常的に歯磨きを行っていますが、正しい方法で行っている人は少ないと言われています。間違った歯磨きの方法では食べかすや歯垢を取り残してしまうため、むし歯や歯周病のリスクを減らすことはできません。
当院では、患者さんのお口の状態に合わせて、最適な歯磨き方法を丁寧に指導しています。1人ひとりの口腔状態や歯の特性に応じて、適切なブラッシングの手順や歯ブラシの選び方、歯磨き剤の使用方法などをアドバイスしておりますので、セルフケアの質を高めたい方はご相談ください。

仕上げ磨き

お子さんがまだ自分で独立してお口を磨くことが難しい場合、親御さんがお手伝いすることは重要です。最初は親御さんが磨き、その後お子さん自身も磨き、最後に親御さんが仕上げ磨きを行う方法が推奨されます。小学校低学年までは、親御さんがお子さんの磨き残しや正しい歯磨きの習慣をサポートするために、仕上げ磨きを行うことが重要です。

子どもの矯正

子どもの矯正

当院では、お子さんの年齢や歯並び、お口の状態、永久歯の生え変わりのタイミングなどを考慮し、個別に適した矯正治療を提案しています。子どもの矯正治療は、成長段階において骨の成長を活用して歯並びを正常化する治療法です。
子どもの矯正治療には、ブラケット矯正やマウスピース矯正などがあり、それぞれの特性やメリット・デメリットを考慮して選択します。
まずは、お子さんの歯並びや口の中の状態を注意深くチェックし、早い段階で歯科医院に相談することが重要です。早期に矯正治療を開始することで、より美しい歯並びを実現できます。
当院では、子どもの矯正治療において、お子さんとご家族のご希望やご要望をお聞きしながら、最適と考えられる治療プランを立案しています。

歯の怪我・お口の怪我は何科?

歯の怪我やお口の怪我は、一般的には歯科で対応できます。
お子さんは身体のバランス感覚が未発達であり、行動が予測しづらいため、お口の怪我が比較的多く見られます。例えば、1人で歩きを始めたばかりの頃や小学校に上がったときなど、行動範囲が広がるタイミングで怪我が起きやすくなります。
もし、歯が欠けたり折れたり、グラグラしていたり、抜けたり、変色したりした場合は、早めにご相談ください。なお、歯科医院では歯茎が切れた場合にも対応できます。

子どもの親知らず

子どもの親知らず

親知らずは、10歳前後に顎の骨の中で誕生し、歯胚(歯の芽)が形成されます。これは親知らずが生える前の段階でですが、すでに歯並びに悪影響を及ぼすことがあります。
特に上下の噛み合わせが反対になる「反対咬合」が見られる場合、親知らずの生え方が歯並びの乱れをさらに悪化させる原因になる傾向があるため、早期に対応が必要です。
ただし、全ての人にとって親知らずが問題となるわけではありません。親知らずが正常に生えて、周囲の歯に影響を与えない場合や十分なスペースがある場合は、放置しても問題ありません。親知らずの有無や生え方に問題があるかどうかについて確認するために、まずは当院までご相談ください。

光学スキャナーTORIOS

光学スキャナーTORIOS

当院では、従来のペースト状の型取りではなく、光学スキャナーTORIOSを使用して歯型の採取を行っています。このスキャナーはペン型で、お口の中に光を当てるだけで歯型を取ることができます。そのため、異物感が少なく、嘔吐反射が強い方でも比較的快適に歯型をとっていただけます。
また、嘔吐反射がきついかどうかわからない場合や、子どもが歯医者に行くことを嫌がっている場合も、光学スキャナーを使用した歯型採取をおすすめします。歯科医院で嫌な体験をしてしまうと、自主的に通うことができなくなり、将来のむし歯リスクを高めてしまうかもしれません。
当院では、お子さんが快適に通える環境を整えておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。